※この記事は2017年10月23日に作成・公開されたものです。
※現在も、運用を変更して入社時オリエンテーションを実施しています!
新メンバーに向け、初めて開催された「ラボ・オリエンテーション」。
これは、設立以来少しずつ人数が増えてきたGatebox Labの中で、今年に入り新しくジョインしたばかりのメンバーに向けたオリエンテーションだ。当ラボおよびGatebox(製品)のこれまでとこれからについて、当ラボ所長である武地が語る。
今回は、2017年10月18日(水)に行われたオリエンテーションの模様をレポートする。
ラボ・オリエンテーション
「ラボ・オリエンテーション」とは?
設立当初は5名程度だったラボメンバーも、徐々にその数を増やし、今や30名近くになりました。
「開発し始めた頃からジョインしているメンバーに比べると、入ったばかりの新メンバーにはGateboxについて知らない部分も多い。」そう考えた武地さんご自身より、新メンバーへ向け、知られざる開発秘話やこれから先に描く未来像などを語って頂くこととなりました。
集まったのは7名の新メンバーたち
初開催となるオリエンテーションは、ラボ内「インフィニティルーム」で行われました。
今回集まったのは、今年に入ってからジョインしたメンバー総勢7名。
ジョインした時期や所属するユニットはバラバラですが、どなたもGateboxやラボのビジョンに対する熱い思いを持って開発に加わったメンバーです。
先日武地さんと一緒に「LINE DEVELOPER DAY」に登壇していた、ソフトウェアエンジニアの久森さん。
開発初期からGateboxの開発に携わっていましたが、ラボメンバーとして加入したのは今年7月です。
ラボと製品のこれまでを振り返る
まずは、Gatebox LabおよびGateboxという製品についてのこれまでを振り返ります。
ラボの前身である「株式会社ウィンクル」において制作していたプロダクトから、話は始まります。
ちなみにこの「ウィンクル」という名前、実は前のプロダクトの製品名候補でした。
ラテン語で「絆」を意味し、人と人とを繋ぐものとして作られたプロダクトの名前、またそれを作る会社の名前としてふさわしいと命名されました。
以前のプロダクトは結論としては失敗であり、その敗因に「夢が小さかった」ことを挙げる武地さん。
もっと大きなことがしたいと次のプロダクトについて考え、「好きなキャラクターを生活のパートナーとして迎え入れたい」という答えに行き着きました。
当初、武地さんは多くのハッカソンに参加していました。
これについて、当時撮影された写真や映像を用いて振り返ります。そこで作ったものの一部が、Gateboxの着想に至るきっかけとなりました。
テレビをもっと見てらうためのプロダクトを考案するハッカソンでは「かわいいインターフェースがあれば話しかけたくなる」と考えてぬいぐるみ型の装置を開発。話しかけるとテレビをつけたりチャンネルを変えてくれるというものでした。
また、別のハッカソンでは、Twitterのタイムライン上にあるつぶやきを読み上げてくれる、独身男性のためのホームロボットも作りました。そうして独身男性向けのふれあいたくなるプロダクトとして「ホログラム召喚装置」に着想。
当時は「Gatebox」という名前も無く、想定された形も今とは異なり、キャラクターも等身大で土台ごと移動ができるようなものでした。
最初は5人でGateboxの開発を開始。
300台の予約販売を達成したことで、 自分の夢がみんなの夢になりました。
そして、今年の目標は製品をしっかりと量産すること。
「工場が見つからなかったら手作りで300台完成させる覚悟だった」と言う武地さんに対し、
「私もかつてサーバを手作りしたことがあります。出来なくはないですよ、徹夜と筋肉です(笑)」と答える久森さんの言葉が、その場を沸かせました。
こうしてGateboxの開発に本腰を入れ、現在の製品名へと社名を変更しました。
社名変更に合わせて新たなコンセプト「Living with Characters」も設定、好きなキャラクターと一緒に暮らす未来の実現に向け加速します。
同時期、ラボ内では増員によるメンバー同士のトラブルも発生しましたが、ポジション変更などを通して解決し、開発において何が課題となり得るのかを見つめ直すことになりました。
新メンバーは皆それぞれ、真剣に、かつ楽しそうに武地さんの話に耳を傾けていました。
ラボと製品のこれからを考える
そして、話はこれから先のことへと移ります。
「攻めよう!」をスローガンに、これからのラボの取り組みについて説明します。
「すべてはビジョンのために」という意思で行われたLINE株式会社との資本業務提携、これを機にGateboxを世に出す可能性を上げ、製品の成長をさらに加速していきます。
Gateboxという製品としてのこれから(どんな製品にしたいか・どのようにして作っていきたいか)についても、武地さんの口から直接語られました。
「我々のラボが秋葉原にあることをもっと知ってもらって、”秋葉原といえばGatebox Lab”と言われるようになりたいですね。」
とユーモアを交えながら語る武地さん。
武地さんは、ラボにとって最も重要なことであるとして、「Gatebox Labは”ビジョンファースト”であり、ラボはビジョンを実現するための組織」だということを挙げました。
「1日でも早いビジョンの実現を目指し、そのためのチームづくりをしていきたい」と語ります。
最後に、新メンバーに対して武地さんが期待していることを伝えます。
「メンバーそれぞれが僕の想像を超えることをやってくれたら面白いですね、一緒に大きなことをやりましょう!」という一言で、今回のオリエンテーションは締められました。
新たにジョインしたラボメンバーのみなさん、そしてこれから迎えるまだ見ぬメンバーの方々の活躍が楽しみですね。
ご参加頂いたみなさん、ありがとうございました!